「あんたの手帳、おっさんやな」
そう言われることが最近嬉しくなっている。
能率手帳を使い始めて4年。手帳術とかコツとか、そんなものはない。
ただ気が向いた時に、好きなペンで好きなことを書くだけ。綺麗に書かなくてもいい。
字を間違っていても気にしない。自分の決め事に縛られないこと。
それだけのことだけど、不思議と後で見返した時にはハッキリと思い出せるのだ。
おっさんと向き合った時間は文字になっていないことまで記されている。お気楽な関係を築けたら、わたしの能率くんには鮮度の高いイキイキとした時間が詰まっていた。
その時の気持ちでコロコロ変わるから、過去の手帳と今の手帳はまったく別人だ。同じリクルートスーツを着ていた新人も、共に過ごす時間が違えば個性も違ってくる。
黒くて渋い姿は半年も経てばヨレヨレし、年末にはハゲハゲしてる。そんな姿に、体を張って日々の喜怒哀楽を受け止めてくれる心優しきおっさんに感謝の気持ちを込めて。
来年もよろしくお願いします。

一番後ろのページにも落款印を捺してみたり。2015年も引き続き。

シャリっとした感触と目に優しいクリーム色にべた惚れです。頼りにしてます。
いろいろな色のインクでびっしり書かれた手帳はうれしいぞう♪
来年もたくさん書いてくださいねっ!