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活動報告みんなの手帳の色んな使い方をご紹介! 活動報告

仕事の記録に徹したシンプルな手帳

広岡 英雄さんの活動報告

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Profile

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テレビ報道照明マン
広岡 英雄(ひろおか ひでお)さん

茨城県出身。写真現像所などを経て、映像の世界に入る。現在はフリーランスのテレビ報道照明マンとして在京テレビ局で活躍中。これまでに25年ほど報道番組やドキュメント番組など多くの番組制作に携わっている。趣味はスポーツで、やるのも見るのも好き。現在は、時間があれば水泳で汗を流す。

一瞬で勝負が決まる仕事

在京テレビ局の報道照明マンとして働く広岡さん。日々の仕事は計画どおりに進むことは少ない。大きな事件や事故が発生すると、すぐに現場に向かわなければならないことが多いからだ。そのため、人との約束もなかなかできないという。この取材も当日になってやっと広岡さんからの連絡で実現できたものだ。広岡さんはテレビ報道に携わって約25年になるベテラン。不規則になりがちなテレビ界の勤務にももう慣れたという。

「報道の仕事は予定が立てられないことが多いのです。事件や事故が起きると、すぐに全国に応援で飛んでいかなければならないんですよ。洗面具や着替えなど必要最低限のものは常に用意してあります。あとの足りないものは全て現地調達。一度出かけると何日に戻れるのかも予想できませんから」と当然のような口調で話してくれた。

報道の仕事、特に映像は一瞬が勝負だという。先日もある有名企業家の仮釈放で東京拘置所の前に何時間も待機していたという。取材待機中は、各社の報道スタッフの緊張感で現場全体がピーンと張り詰めた空気になる。何10人もいるのに、意外と現場は静かなものだと教えてくれた。「常に周りの動きや音に細心の注意を払っているんですよ。現場は一瞬で動きますからね。その一瞬を撮り逃がしてしまうと、もう二度とその映像は撮れないですから」長年の報道現場での経験から、広岡さんは状況を予測して動くことを覚えたという。
こうした仕事の性格から、広岡さんの手帳は一般の人とは違い、”予定を記入する手帳”ではないのだ。

手帳はシンプルが一番

広岡さんが使っている手帳は能率手帳ポケット4。その名のとおりポケットに入る携帯に便利な見開き1週間タイプの手帳だ。やや小型サイズでシンプルな手帳が好きな人にはお勧めの手帳だ。広岡さんは10年ほど前にお店で見つけて、一目で気に入った。「手帳はシンプルさが一番だ」と広岡さんはいう。そして、すぐにこの手帳に合う手帳カバーを購入し、名入れをしてもらった。手帳カバーは手帳自体を保護してくれるし、ペンも一緒に収納できるのでとても気に入っているという。それ以来、毎年同じ手帳を使っている。

しかし、手帳購入では意外に苦労するという。不規則になりがちな仕事のため、新しい手帳を手に入れるための時間がないのだ。「仕事で出かけていった先の書店で買うことが多いのですが、なかなか使っている手帳が見つからなくて苦労しているんですよ。書店に予約しておけばいいのでしょうが、私の場合は予約しても、いつそのお店に取りに行けるかが分からない。お店に迷惑をかけてしまうので、それもできない。おたくのオンラインショップで買うと送料がかかってしまうしね(笑)」と気さくに話してくれた。

広岡さんは手帳には余計なことは書かない主義だ。週間スケジュール欄に記入しているのは、毎日の勤務時間とその簡単な内容だ。月間カレンダーには出張した取材場所を赤字で記入している。記入は手帳カバーに収納しているボールペンを使う。しかし、シンプルな手帳術の広岡さんにも、長年のこだわりの手帳記入法があるという。

仕事の記録に徹したシンプルな手帳イメージ 3
10年来愛用している手帳カバー。表面の傷は長年使い込んできた激務の跡でもある。
仕事の記録に徹したシンプルな手帳イメージ 3
手帳カバーに合わせてこれまでに使ってきた手帳の一部。

仕事の内容をしっかりと記録

広岡さんの手帳のメモページには、これまでに関わってきた仕事の記録がしっかりと記入されているのだ。「取材日、取材場所、取材した内容、一緒に担当したディレクターやカメラマンなどのスタッフの名前を記入しているんですよ。これまでの仕事は過去の手帳を見ればすぐに分かるのでとても便利です。このページを眺めていると当時の現場の様子が思い出せるので、懐かしくもあり、時にはとても役立ちますね」と広岡さん。

1995(平成7)年の手帳を見せてもらった。1月から2月には「神戸」と記入されていた。あの阪神淡路大震災の報道応援で長期間にわたって神戸にいっていた時期だ。これまでにも新潟県中越地震や福岡県西方沖地震、海外では台湾地震などにも出向いたそうだ。地震の被災地には行くだけでも苦労が多い。通常の交通手段や道路は使えず、普段の何倍もの時間をかけて現地に向かうのだ。しかも現地に着いてからが仕事なので、まさに戦場のような状態が続く。寝る場所や時間もままにならない状況なのだ。そんな時にもポケットサイズの手帳はいつも携帯して欠かせない存在になっている。

広岡さんのメモページには、各地のおいしい食べ物屋や飲み屋の情報も記入してある。スタッフから聞かれても、すぐに教えてあげられるのでとても感謝されているという。手帳には仕事以外にも、そんなチョットした息抜きが必要なのかもしれない。
仕事はスタッフとのコミュニケーションが大切だという。広岡さんの手帳は、まさにそんな激務の仕事内容と、その時間を一緒に過ごした仲間が記録された大切なもの。

ひとたび、事件や事故が発生すれば、すぐにでも全国どこにでも出かけられるように、常に必要最小限のものをデイバッグに詰めて持ち歩いている広岡さん。手帳にもそのシンプルさを活かしながら、しかも重要なポイントは決して外さないというその手帳術には、参考になることが多い。

仕事の記録に徹したシンプルな手帳イメージ 5
スケジュール欄には勤務時間をシンプルに記入する。メモページに仕事の記録を書く。

私の手帳のツボ

●お気に入りの手帳カバーをかけて同じ手帳を使う。
●手帳はシンプルが一番。余計なことは書かない。
●やった仕事の内容をしっかりと記録する。