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上海で活躍するビジネスマンの手帳

栗田 有真さんの活動報告

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Profile

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株式会社岡村製作所/上海岡村家具物流設備有限公司
栗田 有真 (くりた ありまさ)さん

1997年横浜市立大学を卒業し、岡村製作所に入社。新宿支店でオフィス家具の法人営業として活躍した後、2003年7月から上海に赴任。日系企業向けにオフィス家具の販売からオフィス構築のコンサルティングまでを担当している。

会社HP http://www.okamura.cn/

躍進めざましい上海のオフィス事情

上海で活躍するビジネスマンの手帳イメージ 1

いま大きく躍進している中国経済。その中国経済をリードしているのが上海だ。中国4000年の歴史といわれる中で、上海は都市としての歴史は意外に浅く700 年ほどしかない。戦国時代に申と呼ばれる町だった頃にさかのぼるらしいが、15世紀の明の時代に城塞が作られてから発展した。19世紀半ばのアヘン戦争後には上海は欧米列国の租界地となり、「東方のウォール街」、「東洋の魔都」とも呼ばれて栄えた。

現代の上海は、21世紀の世界の金融センターを目指して、浦東(プウドン)には近未来都市が建設されている。ニュース映像などでおなじみのテレビ塔(468m)をはじめ、400mを超える超高層ビルが林立する。上海の人口は1354万人で中国最大。しかも流動人口が約400万人ほどいて、実は 1,700万人を超える巨大都市ともいわれる。一人当たりのGDPで上海は中国平均の約5倍あって豊かだ。上海に在住する日本人も急激に増えて 35,000人、日系企業数も4,500社を超えているという。

そんな躍進めざましい上海に栗田さんは赴任して3年近くになる。赴任が決まってから勉強を始めた中国語もHSK(漢語水平考試)4級を取るまでになった。
「現地化が進んでいる日系企業では、総務は中国人だけで運営しているケースがあり、そんな企業とは当然、中国語で商談することになります。オフィス家具の専門用語なども覚えたので大きな支障はないですね。でも、出勤前の1時間は中国語の勉強を毎朝してます」
栗田さんは毎朝5時半には起床する。メールをチェックしてから、資格・中国語・英語の勉強をして、日系新聞を読んでから、7時30に自宅をでて、8時過ぎには出勤する。

栗田さんの仕事は営業。日系企業にオフィス家具の販売から、オフィスの内装、電気やセキュリティ設備の構築、オフィス移転などまでと幅広い。「中国のオフィスは、基本的にスケルトン状態(最小限の内装)で引渡されます。そこから床のカーペット敷きから天井の造作、照明や内装工事と借主は日本と比べて自前でやることが多いのです。また、パーテーションも日本のように工場生産の規格品ではなく、現場ごとに造作する壁になりますので、かなりデザインに凝ったオフィスになります。日本のオフィスはシンプルですが、中国のオフィスは見た目に華やかな造りになっているところが多いんですよ」と栗田さんは教えてくれた。

また、赴任当時は日系企業のオフィスは小規模なところが多かったが、最近の業務拡大によって、100~200人規模のオフィス移転などが増えてきたという。中国には家具メーカーはとても多く、しかも価格が驚くほど安い。しかし、日本でも最近の再開発ビルなどで注目されてきたプロジェクトマネジメント(オフィス移転に伴い設計から内装、移転作業まで一括して受託する)の仕事がここ上海でも多くなっているという。

国際ビジネスマンを支えるシステム手帳

栗田さんが使っている手帳はスリムサイズのシステム手帳。勤めはじめてから約10年ほど使い続けている。以前はカレンダータイプの綴じ手帳、ジャバラ式の手帳、バイブルサイズのシステム手帳も使ってみた。しかし、営業なので商談でスーツの内ポケットからすぐに取り出せる今のスリムなサイズが気に入っている。システム手帳でも前月・当月・来月の3カ月分の週間スケジュールページだけを綴じていればスリムにできる。

週間スケジュールは最近人気のいわゆるバーチカルタイプ(時間目盛りが縦型配列)だ。このタイプは顧客とのアポイントでひと目で空き時間がわかるから便利だ。また、パソコンのOUTLOOKでのスケジュール管理ともレイアウトが共通だ。週間スケジュール以外のリフィールでは、月間カレンダーと方眼タイプのメモページを使っている。

手帳の後ろにはプラスティック製のインデックスをつけ、そこにポスト・イットを貼っている。西村晃氏の本を読んでからポスト・イットを活用するようになった。以前はメモ帳を別に持って、メモやアイディアなどを書いたが、死蔵することが多かった。今はアイディアなども全てポスト・イットに記入し、当日のページに貼っておく。用が済めば捨てるものとアイデアなどはA4バインダーに分類して保存しておく。また、月間カレンダーには散髪、スポーツジムなど定期的な予定をポスト・イットに書いて、毎月繰り越して利用する。

栗田さんは手帳にライフプランも記入している。第1ステージ10代、第2ステージ20代・・・と75歳までの人生を10歳ごとのステージに分けて記入する。各ステージには仕事、プライベート、資格、スポーツ、資産などの項目に分けて、その目標を記入し、毎年見直すそうだ。その他には、予防接種や健康診断などの健康管理記録、プールで泳いだ距離などのスポーツ記録、お気に入りのレストレンなども記入している。

スーツの内ポケットには、LAMYのシャープペンとボールペンを携帯する。シャープペンはスケジュール記入用に、ボールペンはポスト・イット記入用と分けている。営業カバンには別に4色ボールペンを常備して、打ち合わせはこちらを使用する。

「基本的にアポイント時間は10:30、13:30、15:30と1日3社に決めてます。経験からこの時間であれば、渋滞や打ち合わせが長引いても次の商談に遅れません。早めに到着しても約束の時間を前倒ししてもらうか、喫茶店で商談の準備や電話連絡などをしています」中国では初対面でも相手の携帯電話でやりとりすることにあまり躊躇がないそうだ。アポイントを取るのは携帯電話がベストだと栗田さんは教えてくれた。親しくなるとEメールよりもチャットや携帯電話のショートメールを使うこともあるそうだ。

「最近、上海では喫茶店が増えています。日本に住んでいた中国の人が戻って開店するケースが多いんですね。奥さんが日本の喫茶店好きで始めて、旦那がウェイターをやったりしますよ(笑)。だから日本語が通用する喫茶店が意外と多いんですよ」

上海で活躍するビジネスマンの手帳イメージ 3
週間スケジュール欄にはホスト・イットを貼る
上海で活躍するビジネスマンの手帳イメージ 3
手帳の裏面にはホスト・イットを用意している

休日はスポーツと読書で充実

上海に赴任してから栗田さんには日本人と中国人の2人の部下がいるようになった。同じ東洋人だが、文化や考え方が異なるために配慮が必要だという。面子を重んじる中国では、注意する時は特に配慮が求められる。みんながいるオフィスで注意するのではなく、会議室などの個室で具体的な理由をあげて話すことが大切だという。また、仕事の進め方も途中経過よりも結果を重視する傾向が強いという。

平日は仕事で忙しい栗田さんだが、休みの日はスポーツで汗を流す。ゴルフは毎週練習し、月1回ほどはコンペに参加。プールでは毎週1キロほど泳ぎ、ジョギングや自転車でのツーリングも楽しむ。日本から持参した10冊ほどの料理ガイドを片手に自炊も楽しむ。得意料理は麻婆豆腐と焼き餃子だ。

栗田さんは上海に来てからテレビをほとんど見なくなったそうだ。日本語に飢えていることもあり、読書量が1.5倍ほど増えた。ビジネス書や自己啓発書などを中心に月に5冊以上は読む。「乱読で複数の書籍を同時並行して読んでます。営業カバン、出勤カバン、週末カバンとカバンごとに読む本を入れて、細切れ時間に読むようにしているんです」と栗田さん。上海では日本の本が手に入りにくいため、もっぱらネット書店で購入して、空輸してもらっている。そのため取寄せ時間と費用がかかってしまうことで頭が痛い。そんなハンデがありながらも、上海にきてから200冊ほどの本を読んだというから驚きだ。しかも、読んだ本のレビューも全てネット書店で書いているのだ。また、最近はブログも始めて積極的に上海の情報を発信している。
上海の街が持つエネルギーに負けないくらい仕事にもプライベートにも活力あふれる栗田さんだ。

上海で活躍するビジネスマンの手帳イメージ 5
10年間使い込んだ手帳と愛用のボールペンとシャープペン
上海で活躍するビジネスマンの手帳イメージ 5
オフィスで仕事中の栗田さん

私の手帳のツボ

●週間スケジュールは3カ月分だけ綴じてスリムに使う。
●メモはポスト・イットに書き、3パターンで活用する。
●現地のビジネススタイルに合わせてアポイントをとる。