みんなの手帳部

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活動報告みんなの手帳の色んな使い方をご紹介! 活動報告

文具のプロから見た、手帳選びのコツ

前原 尚 さんの活動報告

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Profile

プロフィール画像

株式会社有隣堂 横浜西口店 セールスエキスパート
前原 尚 (まえはら たかし)さん

1971年生まれ。早稲田大学卒業後、1996年に有隣堂入社。入社以来、文具部門を担当。手帳を担当して今年で8年目になる。

会社HP http://www.yurindo.co.jp/

お店の特徴を生かした品揃え

最近、同社の恵比寿店から横浜西口店に異動してきた前原さん。売場経験は長いが、店舗ごとに特徴があり、新しい売り場はまだ把握しきれていないという。以前いた恵比寿店は20代から30代のキャリア女性や、デザイン系、ハイテク系企業の社員などがメインターゲット。一方、現在の横浜西口店は、学生から年配の方まで客層が幅広い。前原さんはお店の特徴をつかみながら、現在売り場の構成に試行錯誤中とのことだ。地下街の通路に面していることもあってか、平日の午前中だというのに、売り場は既に混み合っていた。前原さんは取材中でも常にお客様の様子を観察し、問い合わせに対応するなどきびきびと動き回っている。

前年のリフィールを持ち歩き、今年の計画に役立てる

前原さんが使っている手帳は、mini6サイズのシステム手帳。売り場や事務所を行ったり来たりと一日中動き回るため、持ち歩きに便利な小さめのサイズが気に入っている。記入にはボールペンを使用。リフィールにもちょっとしたこだわりがあり、季節によって変わる花の模様がついたおしゃれなデザイン。忙しい毎日でも、手帳を見たときに季節を感じてほっとするのだそうだ。スケジュール欄は見開き2週間タイプを使っている。これは見開き1週間のものに比べて厚みが半分になるから。前原さんは常に前年分のリフィールも綴じているので、2年分を収納できる厚みであることが必要なのだそうだ。前年分を持ち歩くのは、昨年の行動や実績を確認しながら、今年の計画が立てられるからである。昨年の売上げはもちろん、例えばクリスマスや入学式など季節のフェアをいつから開始したのか、詳細に記入して、確認することができる。「商品の在庫や入荷時期など、注文のタイミングを計るのに、前年のデータが大変役立ちます。特に年末年始はメーカーの営業時間など、細かい部分まで把握しているかいないかで、仕事の進み方がぜんぜん違いますから」。

プロからみた、手帳選びのアドバイス

文具のプロから見た、手帳選びのコツイメージ 3
文具のプロから見た、手帳選びのコツイメージ 3

手帳は10月上旬くらいから売り場に並び始める。最近は早くから買い求める人が増えているようで、年々売り切れが早まってきているという。「特にカジュアルなタイプは動きが早いです。人気デザインのものはすぐになくなってしまうので、並べ方にも工夫が必要です」。手帳売り始めの時はカジュアルタイプを全面に出して、目を引くようなディスプレイをしたり、年末が近づくにつれて、売れるスタンダードな商品を取りやすい位置に並べたり、と売場の動きをチェックしている。お客様の目線を観察して商品の入れ替えを行うこともある。レイアウト変更もあるそうだ。また、前原さんは個人的にもステーショナリーが大好きで、趣味と勉強を兼ねて、休みの日には他のお店へも足を運ぶ。商品の陳列や照明、POP広告などを研究し、自分の売り場に役立てている。最近の文具事情についても伺ってみた。「万年筆が人気ですね。モノにこだわりを持っている30代から40代の男性がよく買っていかれます。また、手帳に関していえば、能率手帳ウィックのように、少し細長いタイプのものが売れています。海外ブランドの手帳にもこういうタイプが多いようです」。
また、誰もが悩むシステム手帳選びのコツについては、「まずは一番応用の利きやすいバイブルサイズのものを使ってみてはいかがでしょうか。リング径は15 ミリくらいが標準です。最初から一生使うような高価なものを探そうと焦らず、使いながら徐々に自分に合うものを見つけていくという方がよいと思います。また、ご自分のライフスタイルの変化に応じて、手帳はフレキシブルに選んだほうがいいと思いますよ」。お客様には人気のものや売れるものを聞かれることが多いそうだが、それについても前原さんは「人気だからいい、というわけでもありません。お客様にはどう使いたいのか、いろんな角度から聞くようにしています。かばんに入れたいか、ポケットに入れたいか。仕事用なのかプライベートでも使うのか、など具体的なことを聞いてからアドバイスするようにしています。」とのこと。売り場の専門家に自分の使い方をきちんと説明することが、よい手帳選びの近道のようだ。

私の手帳のツボ

●システム手帳初心者は、まず一番応用の利くバイブルサイズで試しながら、自分に合ったものを見つけましょう。
●手帳は個々のライフスタイルに合わせて、フレキシブルに選びましょう。
●自分の使いたい方法を、できるかぎり具体的に、売り場担当者へ伝えて相談しましょう。