
私が能率手帳を使い始めたのは、手帳を使いこなせないままいく年月…というある種の挫折からでした。
大学生時代から1日1ページのもの、マンスリーのみの簡易なもの、ウィークリーつきの高級手帳などを使ってきましたが、あるものは厚くなりすぎて持ち運べなくなり、あるものは何も書き込まないまま数ヶ月が過ぎて白紙ページを見るのがつらくなり、スマートフォンのカレンダーアプリは次々乗り換える、という有様でした。
ただ、記憶しておくのも予定を管理するのも不得手で、しょっちゅうダブルブッキングをしてしまうので、どうにかして可視化しておかなければならず、調べに調べてたどり着いたのが能率手帳ゴールドでした。
薄くて軽く、どこにでも持ち運べて、紙質がよく万年筆のインクも裏抜けしない。レフト式のウィークリーは1日のスペースが適度で、書き込まなくても気にならず、スペース以上のメモを書きたかったら右ページを使えばいい。
フォントは見やすく、罫線の色は優しくて、1年使い切る頃には皮の表紙がふかふかに変化している。触るのが楽しくて、毎日開きたくなる。
一見ありふれた手帳なのに、使ってみるとわかるふところの深さにすっかり魅力されてしまったのでした。
おそらく今年で5冊目になると思います。
今年からはブロックマンスリーを貼りこんで使い始めました。
今月のイベントや前もってわかっている購入予定の品、勉強した日、お金を使わなかった日、体調などを自分のルールで書きこんでいます。

ウィークリーは、文字だけの時もあればショップカードなどを貼ることもあります。何も書いていない真っ白のページもあります。
現在は海外に住んでいるので、勉強のためにたまに英語で一行日記を書いたり、旅行に行った際は持ち物チェックや旅行日記としても使うなど、とりとめなく書き散らしています。

使っているペンは、マンスリーは3色、ウィークリーは基本的に万年筆インクを2色。万年筆のインクは、予定を書く方はブルーブラック系で、予定完了後の感想やメモなどは明るめのものを選んでいます。今は季節に合わせてターコイズを使っていますが、やはり罫線にあわせて黄緑系がいいかなあ、などと考えるのも楽しみのひとつです。
人に見せるためでなく自分のために、そして私としては手帳として予定と記録管理のために使っているので、何を書いても、飾り気がなくても大丈夫と、肩ひじ張らずにいられるのが長く使い続けていられる理由だと思います。
実はひとつ夢があります。いつか桐箱をゲットして歴代の能率手帳を納めておき、余命いくばくもなくなった頃に歴史文書として紐解くことです(笑)。
来年の能率手帳ゴールドもぜひ購入して、夢へ近づいて行きたいと思っています。
ブロックマンスリーを貼るなんてスゴイぞう♪季節に合わせて万年筆のインクを変えるなんてオシャレだぞう♪桐箱ゲットしてほしいぞう♪